アンパラレルド~ニッポン発、世界へ~
アンパラレルド~ニッポン発、世界へ~

アンパラレルド~ニッポン発、世界へ~

Apr 2026
Returning Series

Overview

番組名の「アンパラレルド(比類なきもの)」にあるように、独自の技術や発想で常識を超え続ける“日本発の挑戦者”に焦点を当て、社会課題や技術革新の最前線を多角的に掘り下げる経済トーク番組。 MCを務めるのは若林正恭(オードリー)。独自の視点で経営者たちと向き合い、その思考や背景を丁寧に引き出します。 企業の取り組みを深掘りするだけでなく、ライバルの動向や業界全体の潮流まで俯瞰し、経済のリアルを多面的に描き出します。「今の常識は、本当に正しいのか?」そんな疑問を抱き、新たな価値を模索するビジネスパーソンに向け、目まぐるしく変化する時代を生き抜くための指針を提示する番組です。

Japanese

Cast

E2

“曲がれる”自走式ロープウェイが人手不足を解消?12秒に1台やってくる新時代の足とは?

少子高齢化に伴う人手不足が深刻化する中、都営バスをはじめとする公共交通機関では路線の運休や減便が相次いでいる。この危機を打破すべく立ち上がったのが、福島県南相馬市に拠点を置くスタートアップ「Zip Infrastructure(ジップ・インフラストラクチャー)」。彼らが開発する「Zippar(ジッパー)」は、固定されたロープやレールの上の空間を自らの動力で走行する、次世代型の自走式ロープウェイだ。 建設費は地下鉄の20分の1、モノレールの5分の1という圧倒的な低コストを実現し、自動運転によって人件費の削減も可能にする。さらに、最短12秒間隔という高頻度での運行を目指し、これまでにない利便性を追求している。28歳の若きリーダーであるCEOの須知が大学時代の宇宙エレベーター研究から着想を得た開発秘話や、母国フィリピンの深刻な渋滞解消を志すCOOのレボンキンの思いに迫る。 SNSでの出会いから始まった2人の挑戦と、世界的な交通課題の解決に向けた熱きビジョンを追う。また、運転手不足により新路線の断念を余儀なくされた東京都稲城市の現状を取材し、Zipparが自治体にとっての「救世主」となり得るのか、その可能性を検証する。都市交通の専門家・森本教授と共に、最新の交通システムと比較しながら、社会実装に向けた課題と未来の展望も浮き彫りにしていく。 出演者 MC:若林正恭(オードリー) ゲスト:Zip Infrastructure CEO須知高匡 COOレボンキン 解説:森本章倫(早稲田大学教授) ナレーター:大塚明夫

Apr 15, 2026 41m
E3

“念じる”だけで麻痺した手が動く?脳のバイパスを作る最新リハビリ装置の可能性

高齢化社会において、要介護の主要な原因となっている脳卒中。一命を取り留めても、患者や家族に重くのしかかるのが「運動機能のマヒ」という後遺症だ。この厚い壁に挑むのが、東京・広尾に拠点を置く慶應義塾大学発のスタートアップ「LIFESCAPES(ライフスケイプス)」だ。彼らが開発したのは、脳と機械を繋ぐ技術「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」を駆使した最新のリハビリ装置。 ヘッドギア型のセンサーで脳波を計測し、指を動かそうとする“意志”を読み取ることで、ロボットアームが作動して指を動かす。これにより、損傷した神経を避け、脳内の残った回路を使って「バイパス(迂回ルート)」を再構築し、生身の状態での機能回復を目指すという画期的なシステムだ。CEOの牛場潤一は、慶應義塾大学理工学部の教授でもあり、小学生時代に出会ったAIへの感動を原体験に、25年以上この研究に打ち込んできた。 一方、全社員の中で最年少ながら副社長を務める林正彬は、高校時代に牛場の研究に出会って魅了されたかつての教え子だ。コロナ禍での病院立ち入り制限や認可プロセスの停滞といった倒産寸前の危機を、師弟コンビの強い絆で乗り越え、現在は国内180の医療施設、さらにはマレーシアへの海外展開を果たすまでに成長させた。 スタジオでは、MC若林が実際にBMIを体験。自身の“邪念”まで見透かされる脳波計測に驚愕しながら、最新技術がもたらす未来を深掘りする。また、VR(仮想現実)や歩行支援ロボットなど、続々と誕生する最新リハビリシステムを俯瞰し、それらがどう連携して患者の自立を支えていくのか、その可能性についても検証する。

Apr 22, 2026 41m
E4

“世界初”の白い粉がAI時代の切り札に?消費電力9割カット…次世代メモリの正体

急速なAIの普及により、世界が直面している「電力の大量消費」という深刻な社会課題。ChatGPTへの質問1回がグーグル検索10回分、10秒間の動画生成がグーグル検索2万回分の電力消費に相当するという。特にネットシステムの拠点であるデータセンターの電力不足は喫緊の課題となっている。この危機に立ち上がったのが、広島大学発のスタートアップ「マテリアルゲート」だ。 彼らが開発するのは、世界初となる「単分子誘電体」という素材。一見ただの“白い粉”に見えるこの素材が、コンピューターのメインメモリに革命を起こし、消費電力を9割以上削減する可能性を秘めているという。CEOの中野佑紀と、その恩師であり開発者の西原禎文は、15年以上にわたる研究を経てこの技術を確立させた。 かつて大手企業ですら断念した「メモリの小型化と処理速度の両立」という壁を、分子一つで記憶を保持するという独自の理論で突破。2018年の後輩の結婚式で「起業」を決意したという師弟コンビが、日本発の技術で世界のインフラを変えようとしている。 スタジオでは、若林が実際に“謎の白い粉”を手に取り、その正体を深掘り。さらに、2050年の実現を目指した「脳型メモリ」という驚きの未来構想にまで迫る。 また、EVの航続距離を伸ばす新素材や蓄熱システムなど、日本の省電力技術の最前線を俯瞰し、持続可能なデジタル社会のあり方を検証する。

Apr 29, 2026 41m
E5

老眼鏡はもういらない!!?近くも遠くも勝手にピントが合う“魔法のメガネ”とは

人生100年時代、40代以上の人々が健康面で不自由を感じる要因の第1位は「目」である。誰にでも訪れる“目の老化”という深刻な社会課題に立ち上がったのが、大阪大学発のスタートアップ「エルシオ」だ。彼らが開発するのは、世界初となる「フレネル液晶レンズ」を搭載したオートフォーカスグラスである。 従来の液晶レンズは、内視鏡などに用いられてきたもののサイズが小さく視野が狭いという、メガネへの応用における致命的な弱点を抱えていた。エルシオはこの課題を、灯台や懐中電灯に使われる「フレネルレンズ」の構造を液晶技術と融合させることで突破。これにより、従来の液晶レンズでは困難だった「薄型・軽量」かつ「広い視野」を維持したまま、電圧制御で液晶分子の向きを変え、瞬時に度数を自在に変化させることに成功した。 この技術革新を支えるのは、大学院時代に小児弱視の少女と出会い起業を決意したCEOの李蕣里と、パナソニックで半導体開発の最前線を担ってきた68歳のベテラン技術者・鎌谷康弘という異色コンビである。 スタジオでは、自身も老眼を自覚する若林正恭が実際に試着し、手元の文字が瞬時にくっきり見える世界を体感する。 さらに、液体レンズを用いるライバル「ヴィクシオン」との技術比較や、2030年を見据えた「眼の動きを捉えるセンシング技術」など、メガネが身体の一部となる持続可能な未来像を検証する。 出演者 MC:若林正恭(オードリー) ゲスト:Elcyo(エルシオ)CEO 李蕣里(りじゅんり)技術開発担当 鎌谷康弘 解説:根岸一乃(慶應義塾大学 医学部教授) ナレーター:大塚明夫

May 7, 2026 41m
E6

わずか数センチの“白い逆止弁”で、食品ロスを防ごうと奮闘する人たち

神奈川県の食品リサイクル工場に取材に行くと、ご飯にパン、そして麺、まだ食べられそうな食品がたくさん捨てられ、豚の飼料などになっていた。もちろん、誰も余らせたくないのだが、スーパーやコンビニの売り場にモノがなくなる「欠品」を恐れ、必要以上に弁当やおにぎりを作るのが原因なのだという。 そんな食品ロスを減らすために立ち上がったのが、今回のゲスト、東京・世田谷区にあるスタートアップ、「インターホールディングス」だ。 彼らは、自らが開発するのではなく、“価値ある埋もれた技術を社会実装する”をキーワードにしている。つまり、他の人が持つ特許などを継承し、製品化しようとしているのだ。その挑戦の第一弾が、“真空の特許技術”。 これは、逆止弁というもので、大きさはわずか数センチ。見た目は、哺乳瓶の先のよう。NASAのアポロ計画のロケット開発に活用された技術を応用し作られたものだという。 これを付けた袋に水分や食品をいれると、最大99.5%の真空率で保存でき、コメなら半年間、新米のような状態、オリーブオイルなら10カ月程度酸化しないでいられると、インターホールディングスの山口社長は言う。 スタジオでは、MC若林が、実際にコメを、最大99.5%の真空状態にするため、作業してみる。誰でも簡単にできるのが、この逆止弁の“売り”。 家庭や飲食店、コメの販売店などが、これをすることで食品ロス削減を目指していくという。 出演者 MC:若林正恭(オードリー) ゲスト:インターホールディングス 山口翔社長 アンプリー本部長 谷直也(インターホールディングスと技術協力) 解説:井出留美(食品ロス問題ジャーナリスト)

May 13, 2026 41m
E7

スマホの充電は2週間に1回でOK!?世界が注目する超省エネ半導体の実力

現代社会において、スマートフォンのバッテリー問題は死活問題だ。街を歩けば、誰もが電池残量を気にして、モバイルバッテリーを肌身離さず持ち歩くのが当たり前の光景となっている。SNSや動画視聴、さらには生成AIとのやり取りなど、便利になればなるほど電力消費は激しくなり、もはや「一日一回の充電」では追いつかない。この深刻な社会課題に終止符を打とうとしているのが、東北大学発のスタートアップ「パワースピン」だ。  彼らが武器とするのは「スピントロニクス省電力半導体」。これは、スピードに優れた「電気の性質(エレクトロニクス)」と、電源を切っても情報を忘れない「磁気の性質(スピン)」を融合させた、究極の“いいとこ取り”技術である。従来の半導体は、情報を維持するために常に電気を流し続ける必要があったが、磁気の力を借りることで「使っていない時は消費電力ゼロ」で待機することが可能になった。  この技術により、消費電力は従来の50分の1から、将来的には100分の1以下へと劇的な進化を遂げるという。スタジオでは「今のスマホを1回充電すれば、性能を10倍に上げても2週間は持つ」という驚きの未来像が明かされる。さらに、磁気の力で「100万倍速く動く」圧倒的な処理速度を生かし、トヨタグループのアイシンと共同開発した超高速起動の車載カメラなど、社会を激変させる実例を紹介する。  この革新を支えるのは、1980年代に東芝に同期入社した「黄金世代」の二人。東日本大震災での被災体験を機に「省エネ半導体」の研究に人生を捧げることを誓った遠藤と、経営のプロとして再会した福田が、50代半ばで立ち上げた遅咲きのスタートアップ物語。味の素など世界シェア95%を誇る日本企業の底力も俯瞰しながら、この“いいとこ取り”半導体が再び日本を世界の頂点へと押し上げる未来を検証する。 出演者 【MC】若林正恭(オードリー) 【ゲスト】パワースピン CEO 福田悦生 COO 遠藤哲郎 【解説】安生健一朗(K-kaleido 社長) 【ナレーター】大塚明夫

May 20, 2026 41m
E8

ニッポンの老朽化をいち早く見つけて、事故を未然に防ぐ“センサー”

近年頻繁に起こる下水道管の破裂などで、顕著になってきているインフラの老朽化。 高度経済成長期につくられたものが、そろそろ限界にきているのが、原因だ。 水道管などの“管”の耐久年数は、約40年といわれている。 大量の水が地面から突如噴き出したり、道路が陥没したり、下水管の破裂は、よくニュースなどで取り上げられるが、実は工場内の配管も老朽化し爆発などの事故を引き起こすことがあるという。 熊本大学発のスタートアップ、「キャスト」は、配管が腐食などで薄くなるのを、 1.5センチほどの大きさの独自のセンサーを使って計測し、データ化、事故を未然に防いでいる。一般の人にはなじみがない言葉だが、配管の厚みが薄くなるのは、「減肉」と呼ばれ、キャストの技術は、「配管減肉モニタリングシステム」という。 これまでの多くは、人が配管のある場所に行き、超音波を使って、配管の厚さや亀裂などを調べるのだが、キャストの技術だと、モニターを配管にひとたび設置すれば、そのあとは現場に行くことなくデータがとれ、配管が薄くなっているかなどがわかるようになる。 人手不足の解消にもなるし、管が薄くなる過程が、データとして記録されるのが強みであり、特徴となっている。 それを可能にしているのが、約500℃の高温に耐えられる独自の素材。 これでセンサーを作っているので、いろんな場所に使うことができるのだという。 キャストのミッションは、「あらゆる場所にセンサーを」。 MCのオードリー若林正恭が、キャストの二人に、その独自技術や今後の展望などを聞いていく。 出演者 MC:若林正恭(オードリー) ゲスト:CAST(キャスト)中妻啓社長 小林牧子技術顧問(熊本大学大学院教授) 解説:溝渕利明(法政大学教授) ナレーター:大塚明夫

May 27, 2026 41m
E9

商品管理や配送のアナログな商習慣を変える“クラウドサービス”

東京・豊洲の朝、仕入れた魚を小売店や飲食店に送る様子を見ていると、紙を持った人が、一つ一つ手で数をかぞえ、その紙に記入していく。 今の時代には考えにくいほど“ローテク”だ。 このような作業を延々と繰り返し、請求書や納品の伝票などはFAXで送ることもあるという。 実は、仕入れや配送、商品管理の現場は、このようなアナログな商習慣が残っていて、人手不足や、モノが運ばれる時に生じるドライバーの待ち時間が問題となっている。 そこで登場したのが、今回のゲストであるオウダーのクラウドシステムだ。 特別な機器を用意する必要はなく、社内で使っているスマートフォンで、検品や仕分けなどの作業をするだけでなく、欠品や対象の荷物が流通の過程でいまどこにあるかなどもデータ化できるのが強みだ。 商品を仕入れてから出荷、配送、管理などで、取り扱う企業が変わると、これまで、その情報を共有することは非常に難しかった。それが、オウダーのシステムを使うと、それぞれの企業は、大きな設備投資をする必要がなく、簡単に取引企業と情報を共有できるようになる。 大企業であれば、潤沢な資金で、使い勝手がいいシステムを自社で構築することが出来るが、中小企業や規模が大きくないスーパーや飲食店はそういうわけにはいかないので、 オウダーのシステムが非常に助かるのだという。 例えば、商品管理などは、仕入れた商品をスマホで撮影すれば、何があって何がないのか、その個数なども、一発でわかるので、労働時間の短縮にもつながっている。 なぜこのような技術を開発したのかなど、MCのオードリー若林正恭がオウダーのCEOとCTO相手に話を繰り広げる。 出演者 MC:若林正恭(オードリー) ゲスト:AUDER(オウダー)CEO 各務友規 CTO 西将輝 解説:矢野裕児(流通経済大学 教授) ナレーター:大塚明夫

Jun 3, 2026 41m

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